はじめに
「SAP会計には色々なソリューションがあるって聞くけど、結局どこから学べばよいのだろう?」
会計・財務領域に関わる方であれば、一度はそう感じたことがあるかもしれません。
SAPでは、財務会計、管理会計、連結会計、財務資金管理など、幅広い会計ソリューションを提供しています。
一方で、領域が広いからこそ、全体像をつかむのは簡単ではありません。
そこで本記事では、SAPの会計ソリューションをこれから学びたい方に向けて、公開動画コンテンツをテーマ別に整理しました。
各動画は15分程度で要点を押さえられるため、まずは気になるテーマから気軽にご覧いただけます。
また、2026年のSapphireで発表されたAutonomous EnterpriseやAIエージェント関連のコンテンツなど、今後順次追加していく予定です。
ぜひブックマークいただき、SAP 会計ソリューションの学習や情報収集にご活用ください。
SAP会計ソリューション早わかり(プレイリスト)
SAPでは、財務会計、財務資金管理、管理会計、連結会計、コンプライアンス対応など、企業の経理/財務業務を幅広く支援しています。
また、それぞれのソリューションは独立して存在するものではなく、統合されたデータ基盤の上で連携しながら、経営情報の可視化や業務効率化、経営管理の高度化を実現します。
本記事では、各業務領域におけるSAPソリューションの役割や、どのような課題を解決できるのかを、動画コンテンツとともにご紹介します。
ご自身の業務や関心のあるテーマにあわせてコンテンツを深掘りしていただければ幸いです。
本コンテンツで学べること
- SAP 会計ソリューション全体像
- 各ソリューションの役割と位置づけ
- 自社課題とソリューションの関連性
- 個別テーマ動画を見る前に押さえておきたいポイント
こんな方におすすめ
- SAPの会計領域を初めて学ぶ方
- 会計・財務領域全体を俯瞰したい方
- SAP導入を検討している企業の業務部門・IT部門の方
アジェンダ (2026.07 現在) ※クリックすると各セクションにジャンプします。
1. 債権・債務管理
債権・債務管理は、企業活動における請求・支払・回収業務を支える重要な領域です。
多くの企業では、販売システム・購買システム・会計システムが分断されており、二重入力やデータ不整合、属人化した業務が課題となっています。
SAPでは、販売・購買から会計までを統合的に管理することで、業務標準化と効率化を実現します。
この動画で学べること
- 債権・債務管理における主な業務課題とその対処法
- 販売・購買・会計を統合管理する考え方
- 請求・支払・入金消込業務の標準化・効率化のアプローチ
- AIや自動化を活用した経理業務高度化のポイント
こんな方におすすめ
- 債権・債務管理業務の効率化や標準化に関心がある方
- 販売・購買・会計をつなげた業務プロセスを理解したい方
- 入金消込や支払処理の自動化を検討している方
- 経理業務におけるAI活用に関心がある方
▶ 動画リンク:SAP 会計ソリューション 債権債務管理概要
※ 画像をクリックすると、該当動画ページに移動します。
2. 総勘定元帳・決算
決算業務は、企業の財務情報を取りまとめ、経営判断や外部報告につながる重要な業務です。
しかし実際には、業務システムと会計システムの不整合、Excelを活用した手作業、属人化した業務プロセスなどにより、多くの企業が決算早期化やガバナンス強化に課題を抱えています。
SAPでは、業務と会計をリアルタイムに連携するとともに、決算タスクの標準化や進捗の可視化、自動化を実現することで、決算業務の効率化とガバナンス強化を支援します。
この動画で学べること
- 総勘定元帳・決算業務における主な業務課題とその対処法
- 業務データと会計データをリアルタイムに連携する考え方
- 決算業務の標準化・自動化による効率化のアプローチ
- 決算タスクの可視化やガバナンス強化のポイント
こんな方におすすめ
- 月次・年次決算の効率化や早期化に関心がある方
- Excelや手作業に依存した決算業務を見直したい方
- 決算業務の属人化解消や標準化を進めたい方
- 決算業務の進捗管理やガバナンスを強化したい方
▶ 動画リンク:SAP 会計ソリューション 単体決算・決算管理概要
※ 画像をクリックすると、該当動画ページに移動します。
3. 固定資産・リース管理
固定資産管理やリース管理では、固定資産管理システムと会計システムの分断による二重入力やデータ照合作業、リース会計基準への対応、設備投資管理の高度化など、多くの企業が課題を抱えています。
SAPでは、固定資産管理と会計を統合した仕組みを提供することで、業務領域間の整合性を確保しながら、設備投資管理やリース管理を含めた幅広い業務を一元的に管理することができます。
この動画で学べること
- 固定資産管理やリース管理における主な業務課題とその対処法
- 固定資産管理と一般会計を統合管理する考え方
- 設備投資管理やリース管理を一元化するアプローチ
- AIや最新技術を活用した固定資産管理業務の効率化のポイント
こんな方におすすめ
- 固定資産管理業務の効率化に関心がある方
- 固定資産管理と一般会計のシステム間連携を見直したい方
- リース会計のシステム対応を検討されている方
- AIを活用した経理業務・固定資産管理業務の効率化に関心がある方
▶ 動画リンク:SAP 会計ソリューション 固定資産/リース管理概要
※ 画像をクリックすると、該当動画ページに移動します。
さらに詳しく学びたい方へ
より詳しく学びたい方は、リース会計基準への対応や契約管理の考え方を解説したセミナー動画もぜひご覧ください。
▶ リース管理セミナー動画:【セミナー録画】SAPリース会計ソリューションセミナー第1回概要編
※ 画像をクリックすると、該当動画ページに移動します。
4. 財務資金管理
企業を取り巻く環境が複雑化する中、財務部門には単なる資金繰り管理だけでなく、グループ全体の資金効率向上やリスク管理、ガバナンス強化が求められています。一方で、多くの企業では「海外子会社の資金状況が見えない」「資金運用が手作業中心」「グローバルで資金を有効活用できていない」といった課題を抱えています。
SAPでは、Cash Management、Treasury and Risk Management、Multi-Bank Connectivity、Advanced Payment Management、Tauliaなどのソリューションを組み合わせることで、財務資金管理業務全体の高度化を支援します。
この動画で学べること
- 財務資金管理における主な業務課題とその対処法
- グループ全体の資金状況を可視化する考え方
- 資金繰り、銀行接続、支払管理、財務リスク管理等の高度化アプローチ
- 運転資本管理やFintechソリューション活用のポイント
こんな方におすすめ
- グループ会社を含めた資金状況をタイムリーに把握したい方
- 資金管理や支払業務の効率化・標準化に関心がある方
- 為替・金利などの財務リスク管理を強化したい方
- 手元資金の有効活用や運転資本改善に取り組みたい方
▶ 動画リンク:SAP 会計ソリューション 財務資金管理概要
※ 画像をクリックすると、該当動画ページに移動します。
さらに詳しく学びたい方へ
より詳しく学びたい方には、銀行管理、資金繰り管理、財務リスク管理、ペイメントファクトリーなどのテーマを個別に解説した詳細編動画になります。
各テーマの業務課題やSAPによる解決アプローチを、より深く理解いただけます。
▶ 財務資金管理 詳細編動画:SAP会計ソリューション 財務資金管理概要 デジタルトレジャリー実現編
※ 画像をクリックすると、該当動画ページに移動します。
また、実際にSAP Treasuryソリューションを活用して財務業務の高度化に取り組まれたお客様事例も公開しています。
具体的な活用イメージや導入効果を知りたい方は、ぜひあわせてご覧ください。
▶ お客様事例動画:日立製作所 グローバル財務資金リスク管理 変革事例
※ 画像をクリックすると、該当動画ページに移動します。
5. 管理会計
管理会計の目的は、部門別・製品別・顧客別などのさまざまな切り口で収益性を把握し、経営判断につなげることです。
しかし実際には、原価情報や収益情報がリアルタイムに把握できず、差異分析や改善アクションが後手に回るケースも少なくありません。
SAPでは、業務データと会計データを統合管理することで、部門別費用や製造原価、製品別・顧客別収益性をリアルタイムに可視化し、迅速な経営判断を支援します。
この動画で学べること
- 管理会計における主な業務課題とその対処法
- 部門別・製品別・顧客別に収益性を把握する考え方
- 原価管理や予算実績管理を高度化するアプローチ
- データに基づく経営判断を支える仕組み
こんな方におすすめ
- 原価管理や収益性分析の高度化に関心がある方
- 予算実績管理や差異分析をタイムリーに行いたい方
- 製品別・顧客別の採算性を可視化したい方
- データに基づく経営判断や意思決定を強化したい方
▶ 動画リンク:SAP 会計ソリューション 管理会計概要 管理会計業務の高度化を実現するSAPソリューション 全体概要編
※ 画像をクリックすると、該当動画ページに移動します。
6. 連結会計
企業のグローバル化やM&Aの進展により、連結決算業務の重要性はますます高まっています。
一方で、グループ会社ごとにシステムやデータ粒度が異なることで、データ収集やグループ内取引の照合に多くの時間を要し、グループ全体の経営状況をタイムリーに把握できない企業も少なくありません。
SAPでは、単体会計と連結会計を統合的に管理することで、データ収集の効率化や連結決算の早期化に加え、制度連結・管理連結の両面からグループ経営の高度化を支援します。
この動画で学べること
- 連結会計における主な業務課題とその対処法
- SAP Group Reportingによる連結決算の全体像
- グループ会社からのデータ収集を効率化する考え方
- 内部取引照合や連結処理を標準化・効率化するアプローチ
- 制度連結・管理連結の高度化に向けたポイント
こんな方におすすめ
- 連結決算業務の効率化や早期化に関心がある方
- グループ会社からのデータ収集負荷を軽減したい方
- 内部取引照合や連結処理の標準化・効率化を進めたい方
- 制度連結だけでなく管理連結の高度化を検討している方
- 連結数値の根拠確認や要因分析を効率化したい方
▶ 動画リンク:SAP 会計ソリューション 連結決算概要 連結決算早期化・グループ企業価値向上の実現 全体概要編
7. グループ経営管理
グローバル化やM&Aの進展に伴い、多くの企業では複数のERPや会計システムが混在し、グループ全体の経営状況をタイムリーに把握することが難しくなっています。また、各社ごとに異なるKPIや業務プロセス、システムを利用していることで、グループ横断での経営管理や業務改善が進めづらいという課題もあります。
SAPでは、Central Financeをはじめとするソリューションを活用し、既存システムを活かしながら会計データを集約するとともに、グループ共通の経営基盤を構築することで、経営管理の高度化を支援します。
この動画で学べること
- グループ経営管理における主な業務課題とその対処法
- 複数ERP・会計システムのデータを統合する考え方
- グループ横断で経営状況を可視化するアプローチ
- グループ共通の経営管理基盤を構築するポイント
こんな方におすすめ
- グループ全体の経営状況をタイムリーに把握したい方
- 複数システムに分散した会計データの統合を検討している方
- グループ共通のKPIや業務プロセスの標準化に関心がある方
- 既存システムを活かしながら経営管理基盤を整備したい方
▶ 動画リンク:SAP 会計ソリューション グループ経営管理 グループ・グローバル経営を実現するデータドリブン経営基盤 全体概要編
8. デジタルインボイス・法定申告対応(DRC)
近年、各国で電子インボイスや税務デジタル化への対応が進んでいます。日本においてもインボイス制度や電子帳簿保存法への対応が求められており、制度変更への継続的な対応が重要になっています。
SAP Document and Reporting Compliance(DRC)は、こうした法制度対応を支援するソリューションです。
この動画で学べること
- デジタルインボイス・法定申告対応における主な業務課題とその対処法
- SAP Document and Reporting Compliance(DRC)の全体像
- 電子インボイスや法定申告対応を効率化するアプローチ
- 各国の法制度変更に継続的に対応するためのポイント
こんな方におすすめ
- デジタルインボイス対応を進めたい方
- 法定申告業務の効率化や標準化に関心がある方
- グローバルで税務・法制度対応を管理したい方
- 制度変更への継続的な対応負荷を軽減したい方
- 税務・法制度へのコンプライアンス対応を向上したい方
▶ 動画リンク:SAP会計ソリューション 財税務・コンプライアンス管理概要
※ 画像をクリックすると、該当動画ページに移動します。
関連ブログのご紹介
本記事でご紹介した動画コンテンツは、主にSAP 会計ソリューションの全体像や各領域の代表的な課題、SAPによる解決アプローチを短時間で理解いただくことを目的としています。
一方で、各ソリューションの特長や導入背景、業務改革のポイントをより詳しく解説したブログも多数公開しています。「動画で概要を理解し、ブログでより深く学ぶ」という形でご活用いただくことで、SAP 会計ソリューションへの理解をさらに深めていただけます。
■SAP会計領域の特長
■ CFO羅針盤
■固定資産・リース管理
■管理会計
■財務資金管理
- SAP S/4HANAとFinTech融合によるデジタルトレジャリーへの変革 全体概要編
- SAP S/4HANAとFinTech融合によるデジタルトレジャリーへの変革 第2弾 銀行管理編
- SAP S/4HANAとFinTech融合によるデジタルトレジャリーへの変革 第3弾 資金繰り管理編
- SAP S/4HANAとFinTech融合によるデジタルトレジャリーへの変革 第4弾 財務リスク管理編 前編
- SAP S/4HANAとFinTech融合によるデジタルトレジャリーへの変革 第5弾 財務リスク管理編 後編(為替リスク管理)
- SAP S/4HANAとFinTech融合によるデジタルトレジャリーへの変革 第6弾 次世代ペイメントファクトリー編
- SAP S/4HANAとFinTech融合によるデジタルトレジャリーへの変革 第7弾 最新クラウド型トレジャリーソリューション編
■連結会計
- 連結決算プロセスにイノベーションを!~SAP S/4HANA for Group Reporting 連載企画 第1弾(全5回)~ 製品コンセプトと特長編
- 連結決算プロセスにイノベーションを!~SAP S/4HANA for Group Reporting 連載企画 第2弾(全5回)~ 内部取引照合編
- 連結決算プロセスにイノベーションを!~SAP S/4HANA for Group Reporting 連載企画 第3弾(全5回)~ データ収集編
- 連結決算プロセスにイノベーションを!~SAP S/4HANA for Group Reporting 連載企画 第4弾(全5回)~ 連結処理編
- 連結決算プロセスにイノベーションを! ~SAP S/4HANA for Group Reporting 連載企画 第5弾(全5回)~ 管理連結とレポーティング編
今後もSAP 会計ソリューションの新しいコンテンツやAutonomous Enterprise関連コンテンツを追加していく予定ですので、ぜひ定期的にご覧ください。
まとめ
SAPの会計領域は、債権・債務管理、総勘定元帳・決算、固定資産・リース管理、財務資金管理、管理会計、連結会計、グループ経営管理、デジタルインボイス・法定申告対応(DRC)など、企業の経理・財務業務の幅広い領域をカバーしています。
また、それぞれのソリューションは独立して存在するものではなく、統合されたデータ基盤の上で連携しながら、業務効率化やガバナンス強化、さらには経営判断の高度化を支えています。
最後に、本記事がSAP 会計ソリューションを学ぶための入口として、皆様の情報収集や業務改革のヒントになれば幸いです。
ご質問やご要望がございましたら、ぜひコメント欄にてお知らせください。
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