SAP S/4HANA Cloud Private Editionにおいて、SAP Cloud Connector(以下、SCC)は、現時点ではお客様環境にデフォルトで提供されています。その構成は下記のとおりです。
- 開発/検証環境: シングル構成(1台のサーバーを利用)
- 本番環境: 2台(Master/Slave)構成による冗長化
本記事では、SR依頼によりSCCをアップグレードする方法についてご紹介します。
SCCをアップグレードする際は、下記のService Request(以下、SR)をご利用ください。
SRテンプレート: Upgrade SAP Cloud Connector
SCCをアップグレードする
下記の例では、SR起票時点での最新バージョンにSCCをアップグレードしています。
Target Version: アップグレードするバージョンを選択する画面にて、現時点の最新バージョンである2.19.1を選択します。
上記のリストに表示されているバージョンが、RISEでサポートしているSCCのバージョンです。なお、各バージョンのEOM(End Of Maintenance)の日付は定められておりません。SCCのサポート方針につきましては、下記のSAP Noteもあわせてご確認ください。
3302250 – Cloud コネクタのサポート方針
また、バグが検知されたSCCバージョンは、RISEの判断によりアップグレード対象外となり、上記のターゲットバージョンのリストには表示されません。
Best Practice Update Sequence: Yes
開発/検証環境、本番環境の順(RISE推奨)でアップグレードする場合はYesを、それ以外の場合はNoを選択してください。
まとめ
本記事では、SRを利用してSAP Cloud Connector(SCC)をアップグレードする方法についてご紹介しました。
SCCは、SAP S/4HANA Cloud Private EditionとBTPを接続する重要なコンポーネントです。安定稼働とセキュリティの観点から、サポート対象の最新バージョンへ定期的にアップグレードすることをおすすめします。
アップグレードの際は、「Upgrade SAP Cloud Connector」テンプレートからSRを起票し、Target VersionおよびBest Practice Update Sequenceを適切に選択してください。
また、SCCのサポート方針やサポート対象バージョンにつきましては、SAP Note 3302250もあわせてご確認いただくことをおすすめします。